「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」、それぞれの違いを徹底解説

バストの悩み解決について、今はインターネットで情報収集をはじめて、最終的に育乳に関するサプリメントや筋トレ、着圧ブラや育乳ブラ・ナイトブラなど様々な情報や商品を目にすることかと思います。

ただ、実際にそのバストケア商品を買ってみたところ、商品説明と実際のものとの効果や内容について間違っているのではないか?や違和感があるなどの実際の体験や不安を感じる方がいるかと思います。

今回は、ナイトブラ研究会では、そんなバストの悩み解決に関する商品や通販サイトの情報などについて、商品説明・表示に関する基本的なルール(法律)について解説します。

この記事を読んでわかること
★「景品表示法」とは?
★「薬機法」とは?
★ 「景品表示法」と「薬機法」の違い
★バストケア・バストアップ商品のトラブルに巻き込まれないためのチェック方法

まずは基本的なキーワードの解説

最初に、みなさんにナイトブラをお勧めする上で関わってくる、商品説明・表示に関する基本的なルール(法律)や用語について解説します。

「景品表示法」とは?

 

「景品表示法」は、商品やサービスの品質・内容・価格などを偽って表示を行う、虚偽広告や誇大広告を規制し、消費者を守るための法律です。

なお「景品表示法」の正式名称は「不当景品類及び不当表示防止法(昭和37年法律第134号)」ですが、略して「景表法」と呼ぶこともあります。

もしも販売側が、商品を実際よりも良く見せるための表示をしていたり、過大な景品付きで販売していると、消費者はそれにつられて、実際には品質の良くない商品を買ってしまい、不利益になる可能性があります。こうした事態を防ぐための法律が、この「景品表示法」です。

「景品表示法」による禁止事項その1:不当表示の禁止

 

「景品表示法」は大きく2つのことを禁止しています。

その1つ目が、「不当表示の禁止」です。

表示とは具体的には、商品やサービスの品質・内容・価格などを示す情報のことです。例えば、商品の容器・包装、説明書面、チラシ、ポスター、新聞、雑誌などが表示にあたります。(上記の図を参考)

例えば、「3日飲めば必ず痩せる!」「塗るだけでシミが完全に消える!」などの表示は、「景品表示法」に抵触する可能性があります。

「景品表示法」による禁止事項その2:景品類の制限及び禁止

2つ目の禁止事項は、「景品類の制限及び禁止」です。

景品類とは、商品やサービスについてくる粗品やおまけのことです。消費者が、商品・サービスそのものではなく、商品についている「景品」に惑わされて、質の良くないものや割高なものを買ってしまうことは、消費者にとって不利益になります。

また、商品そのものではなく、景品による販売競争が激化すると、事業者・販売者は商品やサービスの内容での競争に力を入れるのではなく、いかに豪華で目を引く「粗品」や「おまけ」を付けるかに注力するようになり、これもまた消費者の不利益につながっていく可能性があります。

これらの理由により、「景品表示法」では過大な景品類の提供を禁止しているのです。

》参考サイト:消費者庁|事例でわかる 景品表示法(外部サイト:PDF)

「薬機法」とは?

医薬品 医薬部外品 化粧品
使用対象 人・動物 人・動物
使用目的 診断・治療・予防 主に「防止」など 清潔、美化、魅力を増す、
容貌を変える、健やかに保つ
有効成分 あり あり なし
販売規制 許可・資格者が必要 規制なし 規制なし

「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療機器」「再生医療等製品」はすべて、「薬機法」という法律で定義されています。

昔はこの法律は「薬事法」と呼ばれていましたが、2014年に「薬事法」が改正され、法律名も「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、略して「薬機法」へと改められました。

「薬機法」では、「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品」の品質と有効性及び安全性を確保するために、製造、表示、販売、流通、広告などについて細かく定めています。

「薬機法」で定義されている「医薬品」とは?

「薬機法」で定義されている「医薬品」とは、病気の治療や予防を目的とした薬のことで、厚生労働省によって、配合されている有効成分の効果が認められたものです。

「医薬品」は飲むもの(内服薬)、塗るもの(外用薬)、注射するもの(注射剤)などがあります。また、医師の診察に基づいて処方される、処方箋が必要な医療用医薬品と、薬局やドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品にわかれています。

「薬機法」で定義されている「医薬部外品」とは?

「薬機法」で定義されている「医薬部外品」とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されている製品のことです。

「医薬品」と「化粧品」の中間的な分類であり、医薬品よりも作用が緩和ではあるものの人体に何らかの改善効果をもたらすものが「医薬部外品」に分類されます。

医師の処方箋や薬剤師、登録販売者の助言は必要なく、ドラッグストアなど小売店で購入できます。

また、パッケージなどに「薬用化粧品」と記載されている商品を見かけることがあると思いますが、「薬用」というのは「医薬部外品」で認められている表示なので、「薬用=医薬部外品」となります。

「薬機法」で定義されている「化粧品」とは?

「薬機法」で定義されている「化粧品」とは、「医薬部外品」と比較してさらに効能・効果が緩和で、「人の身体を清潔にする、美化する、魅力を増す、容貌を変える、皮膚・毛髪を健やかに保つ」などの目的で使用される製品のことです。

医薬部外品と同じく、ドラッグストアなどで購入できます。

「薬機法」で定義されている「医療機器」とは?

「薬機法」で定義されている「医療機器」とは、人や動物の疾病の診断・治療もしくは予防に使用される、または、人や動物の身体の構造・機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く)のことです。

具体的には、メスや医療用のハサミ、注射器、血圧計や人工透析装置、人工呼吸器など、多岐に渡ります。中でも、私たちに身近な医療機器は、コンタクトレンズではないでしょうか。

医療機器と聞くと、病院内で使用される高度な機械を想像しがちですが、コンドーム、タンポン、歯科用の詰め物(アマルガムや金銀パラジウム合金)なども「医療機器」なのです。

》参考URL:やさしい医薬品医療機器等法(外部サイト:PDF)

「薬機法」で定義されている「再生医療等製品」とは?

「薬機法」で定義されている「再生医療等製品」とは、「遺伝子や細胞を使って疾患を治療、予防する製品」のことを指します。

「景品表示法」と「薬機法」の違い

ここまで、「景品表示法」と「薬機法」についてそれぞれ述べてきました。以下は、両者の違いを表にまとめたものです。

薬機法 景品表示法
概要 「化粧品」「医薬品」「医薬部外品」「医療機器」「再生医療等製品」について、安全性と、体への有効性を確保する 誤解を与えるような表示をしている商品・サービスから一般消費者を守るための法律
管轄 厚生労働省
都道府県庁 / 警察
消費者庁 / 国民生活センター
都道府県庁 / 消費者センター
内容 表現できる効能効果の範囲が定められており、その範囲外の効能効果を打ち出すことはNG 商品・サービスの価格や販売条件についての虚偽や誇大広告はNG
違反事例 「アンチエイジング成分配合」
「これだけでシミが消えます」などの広告は化粧品の効能効果を越えるため違反行為
「飲むだけで痩せる」
「限定○○個」などの表記は虚偽にあたるので違反行為
罰則 行政指導や刑事処罰 措置命令や課徴金支払い命令

ナイトブラは「薬機法」の対象ではありません!

ナイトブラはあくまでも、ナイト(夜)に着用するためのブラジャー、つまり下着なので、薬機法の対象である「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品」には入りません。

ただし、バストアップという「身体の構造若しくは機能に影響を及ぼす」効果を表現する場合には、薬機法68条違反になるおそれがあります。

バストケア・バストアップ商品のトラブルに巻き込まれないために。

野菜を選ぶなら、まずは商品をみて、腐っていれば買わないし、みずみずしく新鮮そうであれば買う、というように、商品自体を見てある程度判断することができます。

ですが、バストケアやバストアップ商品を選ぶときはそうはいきません。ブラジャーだけみて、どこまで効果があるのか、自分に合うのか、付け心地はどうかを判断するのは難しいと思います。せいぜい、デザインが好みかどうかわかるくらいですよね。

バストケア・バストアップ商品を選ぶとき、消費者は表示や広告、口コミを参考にするしかありません。

そこでトラブルに巻き込まれず、自分にとって最良の商品に出会うためにはどうしたらいいでしょうか?

トラブル回避その1:明らかな誇大広告表現を使っていないかチェック!

「確実にサイズアップ!」という言い切り表現や、「着けるだけで、AカップからCカップに。」など、「このブラをつけると、補正やホールド力によって、バストを大きく見せることができる」のではなく、商品を使用するだけで「バストそのもの」が大きくなるような表現を使用している商品に関しては、注意が必要です。

トラブル回避その2:商品の返品・交換の方法が書いてあるかチェック!

実際に商品を付けてみて、どうしても合わないので、返品もしくは交換したいという場合もあると思います。

そういった場合に、すぐに返品・交換に応じてもらえるなら安心ですよね。

商品を買う前に、返品・交換のルールが明記されているかをチェックしてみましょう。

トラブル回避その3:アフターフォローのある通販サイトで購入

トラブル回避その2で述べたように、返品・交換があるかチェックすると同時に、どのようなアフターフォローがあるかもチェックするといいと思います。

例えば、実際に商品が届いてみたら、サイズが違った!なんてこともあります。そんなときは「サイズ交換保証」が付いていれば安心です。

交換の際、送料はどちらが負担するのかまでチェックしておけば、さらにトラブル回避に有効です。

トラブル回避その4:実際の店舗で試着して、色々確認した上で購入

メーカーによっては、実店舗で商品を販売している場合もあります。面倒でも、一度足を運んでみて、実際に試着したり、手触り、デザイン、色などを確認したうえで購入するのもおすすめです。

例えば1枚目は実店舗で購入、気に入ったら次からはインターネットショッピングで、ポチッとワンクリック、手間なしでお買い物、なんていうパターンもいいと思います。

トラブル回避その5:無理して買わない・自分にとっての予算を決めておく

どの商品にもいえることですが、店舗での買い物と違い、インターネットで商品を買う際は、実際に手に取って吟味することができません。販売者が用意した画像で判断するしかないですよね。

「予算は大幅オーバーだけど…」「口コミは良さそうだし…」と悩むのであれば、もう一度しっかり考えてからでも遅くはありません!そもそも、こんな気持ちでブラジャーを買っても、楽しくないですよね。

「デザインがかわいいな♪」

「もしかしたら、バストにきれいにフィットするかも♪」

「着け心地が、私に合ってるかも♪」

という、商品を楽しむくらいの気持ちで、「ダメならダメでもいいかな」と思える予算を自分で決めておくといいかもしれません。

【まとめ】もし実際トラブルにあったら「消費者庁」へ!

以上、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」、それぞれの違いを解説しました。

しかし、買い物をする以上、トラブルの可能性はゼロではありません。悪質なトラブルにあった場合、泣き寝入りせず、すぐに消費者庁に相談してください。

》消費者ホットライン(電話)
188

》最寄りの消費生活センター検索
http://www.kokusen.go.jp/map/

》消費者庁|インターネット通販トラブル
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet/trouble/internet.html

便利リンク

》e-Gov|薬機法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000145

》e-Gov|景品表示法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=337AC0000000134

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